Macintosh Display Station 520/575

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裏蓋の加工なしでジャンクなロジックのみで外部モニタ化できる方法を考えてみました.('00/05/11)


 LC520の筐体を13インチモニタ兼HDD,CD-ROMのSCSIステーションとして使えるよう改造しました.もちろんLC575やカラクラ,そしてPerfoma5XXXにも応用が可能です.今回はLC520と非力なロジック(もともとクロックアップ中に逝ってしまっていましたが(;_;))だったので生かさなかったけど,040以上のCPUを使ったロジックだと内部と外部のモニタ信号を切り換え式にして,内蔵のSCSI機器はEtherで共有してもいいでしょう.('99/05/20)

 この改造のためにはロジックボードの配線に手を入れるか,匡体側のケーブルに手を入れるかの2通りの方法があります.今回は動かなくなったロジックボードがあったので利用しました.この場合,より良い匡体が手に入ったときにボードを差し替えるだけで移行できます.また面倒な匡体開けが必要ないのでお気軽な改造です.当初LC520の匡体を使っていましたが,改造途中でLC575の匡体が\500で手に入ったため,急遽こちらを使うようにしました.LC520のCD-ROMのコネクタ位置が最近の高倍速のものと異なるためです.

 また匡体のケーブルに手を入れる場合はロジックを生かしたままの動作が可能です.つまりちゃんとしたマックとして動作しながら外部モニタとしても使えるわけです.('99/06/05)

LC5XXディスプレイーの省電力機能

 もともとこのLC5XXシリーズには省電力機能が備わっていてロジックボードの信号でCRTの電源を落とすことができます.ある程度信号線の使い方のめどは立っていましたが,先日簡単な実験で確かめてみました.筐体の方の信号線レベルを0VにプルダウンするとCRTのみの電源が切れることを確認.後はモニターの外部入力信号が切れるとこの信号を0Vにするように回路を組めば良いわけです.('99/06/11)

 しかしその後に妙なことを発見しました.当初本体が表示のスリープから覚めるとメインモニタは徐々に回復し,LC575の画面はすぐに回復するのはLC575の画面の電源の制御がされていないからだと判断していました.この制御信号を外部からコントロールすることを考えていたわけです.ところが長時間のスリープからの回復ではLC575のほうも画面が徐々に回復するのです.制御線と違う論理でスリープがかかるのでしょうか?たとえばハード的に画面を制御するときには制御線の信号を使い,ソフト的に制御するときはアナログボード上のメモリなどに設定されているものを使うとか.('99/07/03)



Appearance of Macintosh Display Station 520

 PM7200/90(OS8.1)に接続したときの起動画面.CD-ROMは使えるけどFDDは使えません.('99/05/20)